冬の別荘生活とは
晴れているのに粉雪が舞うロマンチックな風景も寒冷地にならでは・・・大自然の楽しみは真冬にあります
八ヶ岳山麓の冬は変化に富みます。山麓には八ヶ岳を一回りする東西南北に豊かに広がる広大な自然があります。北と南では全くといってよいほど自然の気候が違い、季節の楽しみ方も違っています。八ヶ岳の北側に降った雪は南麓では冷気となって降りてきて厳しい寒さを感じさせます。ですから北側と南側とでは北は雪、南は快晴といった気象現状がよく起こります。その結果、まさに恩恵のように感じてしまうのですが、南麓側では快晴なのに北麓側や山頂付近での降雪の結果、粉雪が南麓側に舞い降りてきて、まるでダイヤモンドダスト現象が起こっているのような輝く森に出会うことがよくあります。
富士見高原の別荘は南麓方面に位置する地域にあります。そして、やや高台に面しているため富士見高原の森林の様々な恩恵を受けています。少し散歩するとそこはもう、八ヶ岳編笠山の山麓です。八ヶ岳の中では山頂の高さは2番目に低いのですが冬場の山頂は白く山頂で降った雪が風に乗って別荘地域を舞い、森を白く染め美しさを際ただせていきます。そこが八ヶ岳南麓の冬の一番の魅力で、積雪の後に鹿やリス・テンなどの自然動物の足跡が点在し森の生き物たちの息吹を感じることもしばしばです。時には我が家の庭にもリスが訪れたり、親子の鹿が散歩している姿を朝食を食べながら別荘の窓越しに静かに観察しています。
八ヶ岳の厳冬期に、こんなに優雅な一時を過ごせるのもF・K Home・全天候型非氷点下住宅と薪ストーブのおかげです。体全体をやさしく包むような暖かさは薪ストーブ独特のものかもしれません。いわゆる輻射熱効果によるものでしょうが、薪ストーブは観て感じて得られる暖かさが魅力なのです。また、薪ストーブクッキングでとても美味しい料理を楽しむこともできます。薪ストーブは単に暖房機として使用しても良いのですが、遊べる暖房機としてフルに活用でき尚かつインテリアとしても重厚で気品があり、非日常生活を演出する小道具としては欠かすことの出来ないものです。
→薪ストーブについてはこちらをご覧ください。
思いがけない楽しみの一つに真冬のワンコとの散歩があげられます。別荘の朝はなぜか早起きです。6時にはワンコとの散歩の準備です。外はカチンと凍った冷気に凛とした清々しささえ感じることが多いのです。温度計は通常氷点下5~6度くらいが多いですが、今まで最高に冷えたときは-19度の時もありました。東京の朝の寒さはせいぜい2度か3度くらいですが、東京の寒さの方が身に応えます。お山の寒さはその質が違うのか「気構え」が違うのか「寒さ」は感じることなく「凛」とした引き締まる冷気が気持ちの良ささえ感じさせてくれます。
朝夕のお山の散歩はその時々の季節を身近に感じさせ、お山に生息する動物たちとの遭遇に一喜一憂し自然の中で無邪気になれる自らの姿に喜びを感じることもしばしばです。ですが、お山の冬はやはり厳しいです。都会育ちの私達の想像を超えた山の厳しさを少しだけ感じることが出来ます。れは別荘地という保護された地域故に味わうことの出来る本来の厳しさではないものですがz私達にとっては驚きの連続には違いありません。
毎年それぞれに冬の季節感も違います。気候の厳しいとき氷点下が2桁を下回り晴れているのに粉雪が舞うそんなロマンチックな風景に、ところどころでパキーンという鋭い音が聞こえてきます。あまりの冷え込みに木々が裂ける音ですので、静かに真冬の大自然を満喫しています。
住まいは経年劣化するものですが、F・K Homeは外壁が総煉瓦貼りということもあり住まいのメンテナンスはほとんど必要ありません。24時間換気システムによって、室内の劣化も少なく、長い間メンテナンスフリーでお住まいいただけます。
建てて7年目の夏に「外気温度」「リビング温度」「地下室温度」を。2ヶ月半測定しました。外気温度の上下に比べて室内は安定しているのがわかります。