13年目の経年劣化を検証する
建築後13年経過した全天候型非氷点下住宅がどのように変化したのか?を検証
下記の温度グラフは、2012年12月10日から2013年2月28日までの冬期間を測定したデータです。 別荘を建築して13年間の冬期期間で一番温度が下がって体感できたのは氷点下19℃でした。外気温度が氷点下12.5℃まで低下しても室内温度は氷点下に下がらず(+)温度を保ち続け、別荘建築後13年経過しても高気密・高断熱の仕様は劣化していないことが分かります。
サッシ関係はすべて複層Low-Eガラスにしています。Low-Eとは、Low Emissivity(低放射)の略で、複層ガラスのうち、内側に特殊な金属膜を貼り付けた2重サッシのことを表します。この金属膜が放射による熱の伝達を抑えるため、従来の複層ガラスに比べ断熱性能が非常に高いのが特長です。
サッシの性能は素晴らしく、普通の2重サッシですと、外側と室内側との温度差によって結露が生じてしまいますが、サッシのウッド枠が結露で汚れた形跡はありません。
とりわけ高地の場合、外気と室内の温度差が冬は30度もあるので結露を防ぐのはとても難しいのですが、建築後13年も経過しているのに全くサッシの性能は落ちていません。また、窓の冷気・クールドラフト現象もほとんど感じられず、とても快適生活をおくることが出来ています。